2017年10月13日金曜日


急激に寒くなって来ました…が、昨日の雨も上がり秋の日差しの中
今日は小高い住宅街のはずれにある、とある森へ。
(森と言うか、林と言うか…微妙なサイズ)

長年市内に住む人達に聞いてみても行った事がない、知らないと言う人ばかり。
何故どうして??
ずーっと気になっていたので、行ってみることに!



元々、鉄道防雪林(防風林?)として長い間、人の手が入らず残されていた場所。
斜面の上には住宅街、下も鉄道、左右も道路などに囲まれています。

山の中に居る気分に慕っていると、時折遠くから車の音やゴミ収集車が流す
メロディ音(夕焼け小焼けの赤とんぼ〜♪)が微かに聞こえて来て
現実に引き戻され、がっかりしますが…苦笑。
でも、それ以外は静かで誰も居なくて
山や森の気分を味わえる良い所を見つけられ、嬉しい。



斜面に囲まれているからか、風も無いみたい。
谷を下るようにして約10h に全長1km 程の散策路が整備されています。
なかなか起伏の激しい散策路ですが
往復しても2km 位なので、運動を兼ねて歩くのには丁度良い距離です。

斜面に当たる木漏れ日がキラキラしています。
こんな素敵な所があるのに、誰も居ないなんて!!
札幌の街中にこんなところが有ったら、絶対みんな散歩してるよー。



斜面を下り、谷の方には湿地帯が有って、谷地坊主が。
春には、ミズバショウやオオバナエンレイソウなど。
沢山の草・花・樹木が見られるようです。別の季節にも来てみたい。
冬も来たいけど、斜面が多いので多分無理だろうな。
雪の中も歩ける様に除雪してくれたら
きっと綺麗な景色が見られると思うけれど...。



楓やモミジが紅葉していました。
ミズナラ、ハルニレなどの高木
マユミ、エゾニワトコなどの低木 etc…
結構な種類の植物が有りそうです。



切り株の上に落ち葉が一枚。絵本に出て来る森みたい。
キツネとタヌキのお札(お金)かな??

落ち葉を集めて、どれだけの種類が有るのか調べてみたいです。



苔の絨毯も、ふっかふか!
昨日の雨で湿った落ち葉も日光浴中。
香ばしい色をした落ち葉の形、可愛い。



見上げると、黄色い葉。この葉は葉脈が透けて綺麗。
葉の裏と表で表情が違うのも面白い。



30cm 近くも有った、大きくて真っ赤な葉。ヤマブドウかな?
何か包みたくなる、色々使えそうだな…。

(写真はそれぞれクリックすると全て拡大して見られます)

今日は松ぼっくり、ドングリ、小枝を探しにMさんと来ましたが
松は無く、ドングリも樹は有ったのですが実は見つけられませんでした。
(松ぼっくりは、帰りに別の場所へ拾いに行って見つけました)
けれど、赤い実を付けた低木、紅葉、色とりどりの落ち葉、苔を
ゆっくり散策しながら楽しめました。

ここは市の管理している場所のようですが、知名度が低いのかな?
ちょっと街外れで、住宅街の本当に奥の方にあるので
通る人も少ないし、運転中だと気がつかない。
勿体無い...でも私的には良い所発見してウキウキです。

以前住んでいた街、家の近くには、大きな公園が有って、長ーい防風林と
長ーい遊歩道も有ったので、週に2、3日はウォーキングをしていました。
いつも逢う、おじいさんとすれ違う時、挨拶したり
時々は「久しぶりだね」とか「暖かくなってきたね」なんて短い言葉を交わしたりも。
お庭を素敵に手入れしているお宅も近くに何件か有って、ちょっと寄り道したりも。
四季折々、日々変わる草木の成長を見ながら
お天気の日、曇りの日、風の日…その日その日で変わる光や気温、匂いで
昨日と今日では異なる、様々な景色をいつもみせてくれました。

釧路に来てからは全然出歩かなくなってしまったけれど
ここはまた行こうと思う。