2019年12月31日火曜日


あれこれしている間に2019年も今日で終わりです。
日々は終わってみるとあっという間です。
今年もワークショップや展示や...
色々な場所で色々な方々との時間を過ごしました。
みなさま、ありがとうございました。
2020年も良い一年となりますように。
そしてこれからも変わらず、よろしくお願い致します。



2019年11月14日木曜日


日暮れの時間も早くなって16時になるともう暗くなります。
写真は10月末に撮った、釧路湿原の夕景。

明日から日本海側では荒れ模様になるとか...。
とうとう来るべき物がまたやって来る時期になりました。

来週24日は札幌のギャラリーkamokamoでワークショップです。
募集人数枠を増やしました。後二名程、参加可能です。
子供さんも一緒に参加されるのもOKです。

1月に釧路博物館で講座を開催した時は、小学生が何人も参加してくれました。
親が同伴しなくても、しっかりいい感じに
サクサクっと作っていましたからねー。笑

- 様々な繊維・糸を 木枠で織るWORKSHOP -

ハガキサイズ程の小さな木枠にたて糸を張り、
よこ糸に麻・羊毛・綿・絹など...自然素材(繊維や糸)を織り込んでいきます。
糸や繊維についてのお話を交えながら作りましょう!
完成した作品は木枠のまま飾って楽しめます。
講師:米倉麻希

日 時:2019年11月24日 (日) / 13:00-15:30
参加費:¥3500-(材料費込み)
持ち物:ハサミ、持ち帰り用の袋
場 所:Gallery kamokamo
札幌市南区真駒内幸町1-1-15(地下鉄 真駒内駅から徒歩7分 駐車場有り)

お申込み・お問い合わせ
011-584-0025(鴨下)


2019年11月2日土曜日


☆ 11月末から始まる企画展のお知らせです

『小さな絵展』
-こじんまりした小さな絵・素材が違う小さな絵-

会期: 11月23(土祝),24(日)
12月の毎週土日 1(日), 7(土)-8(日), 14(土)-15(日), 21(土)-22(日)

時間:11時〜16時

場所:東一条ギャラリー e1Gallery 
中標津町東一条北1-16 2階
08021360544

*11/30はピアノ&ピアニカの音楽会も開催。予約が必要です
*ガラスの飾り(リースやツリー)ワークショップの日程はお問い合わせください
(DMの写真クリックで拡大します↑)
---
毎年この時期に開催していた「あたたかい展」
今年は新しい企画展になりました!
絵は実用品ではないので、絵を買ったり飾ったりされない方もいらっしゃるかも
しれませんが、小さな絵が部屋の中に一つある事は素敵な事だと思います。
絵や写真や花など飾って自分や家族の為の心地いい部屋になるといいです。

牛の木版画の冨田さん、イラストの福田さんは凹版画、
北海道フォトフェスタで昨年グランプリを受賞された佐藤さんの写真、
島津さんはダンボールを使った絵(ミクストメディア)、
kurikoさんのイラスト、佐伯さんは木!浅沼さんはガラスを使った作品!
みんなそれぞれ…どんな作品が並ぶのか?とっても楽しみです。
(展示作品は一部を除き販売します)
私は糸で絵を綴った(織った)小さな綴れ画を出品予定。
お部屋のちょっとしたコーナーなどに飾れるようなフレーム入りの作品数点です。
是非、見にいらしてください!


夕刻から夕闇へ移り変わる薄墨色の時間や
白っぽいグレイな色の月のイメージで「灰月(かいげつ)」ってタイトルです。
(今回出品するかは未定ですが、受注制作可能作品ですのでお問い合わせください)

2019年11月1日金曜日


今年もまたあっという間に十月が終わってしまいました。

札幌のお店、器と雑貨asaさんにて開催しておりました
作品展とワークショップは無事に終了いたしました。
ご参加いただいた皆様、展示を見にいらしていただいた皆様
そしていつも応援してくれる友人、知人の皆様、ありがとうございました。
これから始まる冬に向け、手織のマフラーを沢山使っていただけたら嬉しいです。

また次に向け、頑張って制作を続けて行きますので
今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

↑数日前の写真。窓から見えるうちの楓も、今はもう全部葉っぱは
飛んで行ってしまいました。綺麗な紅葉の時期にちょっと留守にしたので残念。
手前右に飾っているのは、札幌のグラフィックデザイナー畑江さんの、
遠近法を利用した見る方向によって違うカタチに見える面白い作品。
吊り下げるとクルクル動いてもっと素敵だと思うけれど、今は窓際に置いています。
左のライオンは昔、上司に頂いたもの。
上司のお友達が作ったと聴いた記憶があるけれど、作者不明。
一見、柔らかくて薄い紙を切って立体にした様な、でも硬い鉄の作品。
人の手で作られたオリジナルの洗練された作品は、眺めていて楽しいです。

2019年10月22日火曜日


みなさま、こんにちは。

札幌での作品展&WS、今週末の10/25(金)から始まります。
チェックのマフラー各種、楽しく選んでいただけたらと思います。
リネンクロス、ウールのポットマットも少し持って行きます!
会期、四日間と短めですが...是非、お立ち寄りください。

☆ 米倉麻希 作品展

2019.10月25, 26, 28, 29日(27の日曜日はお休みです)
11時〜17時が営業時間です
器と雑貨asa:札幌市中央区大通西8丁目2−39北大通ビル11階

(26日のワークショップは定員になりましたので締め切りました)

(↓写真クリックで拡大します)


さて、今日はもう一つお知らせ。
昨年、個展をさせていただいた札幌南区真駒内のギャラリーkamokamoにて
11月24日にワークショップを開催する事になりました。

26日、器と雑貨asaさんでも開催する「様々な繊維・糸を木枠で織る」と
同じ内容になる予定です。日曜日開催ですので、平日お仕事の方にも
参加していただけるかなと思います。こちらも是非ご参加ください〜。

- 様々な繊維・糸を 木枠で織るWORKSHOP -

ハガキサイズ程の小さな木枠にたて糸を張り、
よこ糸に麻・羊毛・綿・絹など...自然素材(繊維や糸)を織り込んでいきます。
糸や繊維についてのお話を交えながら作りましょう!
完成した作品は木枠のまま飾って楽しめます。
講師:米倉麻希

日 時:2019年11月24日 (日) / 13:00-15:30
参加費:¥3500-(材料費込み)
持ち物:ハサミ、持ち帰り用の袋
場 所:Gallery kamokamo
札幌市南区真駒内幸町1-1-15(地下鉄 真駒内駅から徒歩7分 駐車場有り)

お申込み・お問い合わせはお電話かメッセージフォームへ↓

011-584-0025(鴨下)
お問い合わせフォーム >>

https://studiokamokamo.wixsite.com/home/gallery






2019年10月9日水曜日


先日お知らせをしたワークショップ参加者募集は締切りました。

asaさんの sns(インスタなど)でお知らせ掲載とほぼ同時に、
私もお知らせをsns上に掲載したのですが、
沢山のみなさんに関心を持って見ていただいている様で、
すぐに満席となりました、ありがとうございます。

参加しようかどうしようかなーと考える間も余り無く、申し訳ありません。
また機会を作って開催出来たらと思っています。

人数が集まれば、あちこちで出張講座も面白いかもしれないですね。
何か提案等有りましたら、お声かけください。

---

年に一度の十月、木々も紅葉してきました。
十月...もっと長いといいのになぁ!
もっと秋を満喫したいのに〜。

2019年10月5日土曜日


10.25からの作品展会期中に、ワークショップを予定しています。

「様々な繊維・糸を木枠で織る」
小さな木枠にたて糸を張り、よこ糸に様々な繊維・糸を織り込んでいきます。
(麻、羊毛、綿、絹などなど、自然の素材です)
様々な植物などから作られた糸を使って、
それぞれの繊維の持つ質感や色などの違いを知ることができます。
また、四角い単純な道具(木枠)を使って織ることで、
織や布の仕組みもわかります。
完成した作品は木枠のまま飾ることができます。
(木枠はハガキ程のサイズで、お持ち帰りいただけます)
織りははじめてという方も、ぜひぜひご参加下さいませ!

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場所: 器と雑貨asa 
札幌市中央区大通西8丁目2-39
日時: 10月26日(土)13時〜15時半頃
参加費 3500円
参加ご希望の方は、
utsuwa-asa@snow.plala.or.jp にメールでお知らせ下さい。

タイトル
「10/26ワークショップ参加希望」
本文に
1.お名前(フルネームで)
2.電話番号
お申込みお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。

2019年9月30日月曜日


9月も終わりますね。
さて、10月は作品展&ワークショップを予定しています。

10月25、26、そして、28、29日の四日間、
ワークショップは26日に開催予定です。
場所は、いつもお世話になっている札幌のお店「器と雑貨asa」さんです。

今年は、家族の病気(看病)等で、制作が余りできず
作品展は延期か中止しよう...と言う事になったのですが
途中で家族も少し元気になり
asaさんとご相談して予定通り開催する事に決めました。
ただ、当初予定していた作品が作れなかったり(これは次回に)
用意出来る作品数が少なめなので、会期を短くしていただきました。

布の持つ色々な側面や可能性をお伝え出来たならと思い作り続けていますが…
今回の作品(テーマ)は、チェック柄(格子模様)のマフラー。
そして、素朴で何処か懐かしい様な…
ちょっと牧歌的だったり、クラシックな色合わせをイメージして。

チェック(格子柄)は色々...本当に沢山の種類が数限りなく有りますが、
今回は、ブロックチェック、ガンクラブチェック、タッタソールチェック、
グラフチェック、ウィンドウペン…等のチェックから考えて制作してみました。

暖かく肌触りも良いチェックのマフラーの他、
ウールの厚手のポットマットも少し。
こちらも昔おばあちゃんが編んでくれた手編みの靴下の様な
懐かしい雰囲気と色合いのイメージで。
しっかり厚手にするのに時間と沢山の糸を使って仕上げました。

数は少なめ、会期も短めで申し訳有りませんが、
今出来る数を頑張って用意して行きます。
来年はマフラー制作をお休みするかもしれない!?ので
マフラーお探しの方は是非!

またワークショップの募集等詳細は追って、お知らせ掲載します。

asaさんの各ページもチェックしてみてくださいね。
asaさんのブログ >>
インスタグラム >>
フェイスブック >>

器と雑貨asa:札幌市中央区大通西8丁目2−39北大通ビル11階

2019年9月19日木曜日


気がついたら9月も半ば。
私がたとえ忘れていたとしても、秋は必ずやってくる。
急に秋っぽい雲や風、日暮れの時間も早くなり

時間の流れの、そして一年の、なんと早い事か。
後、幾度の秋を過ごせるのだろう。

今年も、また一雨ごとに秋も深まっていくのでしょう。
夜が長くなったら、読書の秋ですね...。


ある日

私は雨が好きである
雨はいつも私を机のそばにつれてゆき
喜ばしい落ちつきを与へ
本を手にとらせる
この世界に小さな座を与へてくれる

室生犀星

2019年8月22日木曜日


八月、近所の小さな稲荷神社のお祭り
子供和太鼓や小さな御神輿

トラックの荷台にブルーシートのテント、提灯、紅白幕...
そこへ真夏のスコールとは違う、しとしと薄ら寒い雨が
哀愁と郷愁を助長する...



子供達の声も無く、沿道の観客も居ない

淋しい余韻を残しながら
一瞬の夏と共に、呆気なく通り過ぎて行った

こういう事を思い煩う様になったら、もう老人の域か...苦笑
まぁ、それもよし。

2019年8月17日土曜日

 

俳優のピーター・フォンダさん亡くなってしまいましたね...
(映画 Easy Rider 主演)1969年公開の映画。
デニス・ホッパーももうこの世には居ません。
こーゆー、アメリカンロードムービー最近めっきり観てないな。
淡々とアメリカの田舎を走る…そしてあっけない様なエンディング...。
アメリカと言えば、やはりこの映画。

大金を得た(ピーターフォンダ)ワイアット
(ニックネームはキャプテン・アメリカ)と(デニスホッパー)ビリーは、
カリフォルニアからマルディグラ(謝肉祭)の行われる
ルイジアナ州ニューオリンズ目指して旅に出る。
しかし「自由」を体現する彼らは行く先々で沿道の人々の思わぬ拒絶に遭い
ついには殺伐としたアメリカの現実に直面する。

デニス・ホッパー、ジャック・ニコルソンも出ていましたね。
ジャック・ニコルソンと言えば「さらば冬のかもめ」という
アメリカンロードムービーも、好きな一本でした。



『イージー☆ライダー』(Easy Rider)1969年
テーマソングは、ステッペンウルフ(Steppenwolf)
Born to Be Wild(ワイルドで行こう)



『イージー☆ライダー』から20年後の映画、
『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』
1989年(監督:アキ・カウリスマキ)

架空のロックバンド「レニングラード・カウボーイズ」が登場し、
スターを目指して?!シベリアの地からアメリカ大陸を横断して
メキシコまで旅をするロードムービーも、最高だった!笑笑
(続編「レニングラード・カウボーイズ・モーゼに会う」へと更に映画は続く...)
この動画は、バンドメンバーの「Born to Be Wild」演奏シーンですが
観客のアメリカ人の描写がいちいち本当に上手くて笑いをこらえられない。

アメリカのカルチャーを知って、小津映画好きで、フィンランド好きで
東欧や、色々な文化、歴史的背景を知って観たなら隅々まで楽しめる。
なかなかそのシュールさを共有出来る人は居ないけれど
カウリスマキ、最高。
勿論、イージー・ライダーも観てないと、ね。
イージー・ライダーがあって生まれた映画なのでは!?と思ったりします。

ロードムービー、こういう淡々と、広大な、何も無い...
果てしなさ、自由、若い時に見るの大事だな。
映像から、沢山の事教わりました。
当時の文化を、今改めて見返すのもいいかもしれません。

いやぁ〜映画って本当にいいもんですねぇ〜(水野晴郎)
それじゃ、さよなら、さよなら、さよなら(淀川長治)


やっぱりバイクはノーヘルでしょう!
(チョッパーは好きじゃないけど)




映画 Easy Rider サウンドトラック

2019年8月16日金曜日



明け方、もの凄い大雨でした。台風だから...と思ったら
台風はまだ来ておらず、局地的な雨だった様子。
その後は小降りになったものの、午後になり少しずつ台風の影響か...
「雨音はショパンの調べ」どころではない!(古い...)
現在、部屋で流しているCDの音もかき消される勢いで降り出しました。

グレン・グールド...をきちんと意識して(CDで)聞いたのは
ある時、叔母の家から持ってきた「モーツアルト ピアノソナタ全集」でした。

グールドの事については名前は知ってる、何となくは聞いていた、という程度で
殆ど知識がないままに、当時はそのCDを聞いたのですが
一音聞いて「!!」これは自分の好きな音だな!と。
大体、初めて聞く音楽が自分好みかどうかは、ワンフレーズもしくは
ミュージシャンが奏でる最初の一つの音色から、
沢山の情報が一気に頭の中で解析され「あ!」と分かる感じなのです。
(聞いて行くうちに、段々じわじわ好きになる場合、
 以前はそうでもなかったのに、ある時から好きになる場合も有るけれど)

その後グールドについて気に掛ける様になると、
グールドはモーツァルトがお好きじゃないのね!というのをすぐに知りました。
運悪く、嫌いなモーツァルトを初めに聞いてしまった私...。
でもそれが良かったのかも!?今にして思うと。
この人のピアノはクラシックじゃ無いなぁ(良い意味で)と感じて
面白くて、聞いていて笑ってしまうのだから。
モーツァルトをどう解釈をしているのかな?と興味が湧いたのだから。

その後、グールドが好きなバッハの曲を演奏したCD集もどっさり聞きました。
後から知ったのですが、坂本龍一もグールドが大好きなのだそう。
グールドがバッハ好きなのは、二人とも左利きという事が関係しているだろう。
(バッハは左利きだったであろう、との事。演奏方法等に関係してくると思う。)
確か、坂本龍一も左利きでしたね。
グールドのCDを持っていた叔母も左利きでピアノ弾きでした。
私は?左3 対 右7、もしくは左4 対 右6位?!の両利きで
子供の頃ピアノをしていたけれど、今は全く弾けません、笑。
(ピアノ弾きに左利きが有利という関係性は無いそうです)
あ、話がどうでもいい方向へ逸れましたが...
すごーく端折って書くとすると
グールドには、プロセスと構造の重視(分析)、
北の理念(北方的形而上性=孤独)と言う、知的な考察
思想(理念)のようなものが演奏として現れていると感じます。
そこが好きで共感する部分なのだと思います。

近頃はポジティブ思考(南方的)が善しとされる傾向があるようだけれども
ネガティブ(という表現はちょっと違う気もするが)や孤独(北方的)から
生まれるもの、持ち合わせる魅力...北方的性質な自分に!?
寄り添う感覚なのかもしれません。

私は説明下手なので、どう好きでどう共感するのか?具体的にかつ
分かりやすく端的に伝えられません。
上手く伝えられたら誰かと一緒に共感・共有したり、意見交換したりという
楽しみもあるとは思うのですが、自分が納得したり知って感動したり、
自分一人で結構完結(満足)してしまう事が多い。
ブログで、伝える事の練習になればと思うのですが...なかなか上手く行かず、笑
その辺り、ご了承ください...。自分の考えや知識を利用して何かを得る事も
可能なのだろうけれど、そう言う欲が残念ながら欠乏している様です...笑。

どころで、上に貼付けたのは「トルコ行進曲」の聞き比べ動画↑です。
(ギーゼキング、グールド、グルダ、バックハウス、ホロヴィッツ)
トルコ行進曲、子供の頃練習しました〜。
グールドはこの録音をとるまで、この曲を余り練習した事が無かったとか!
やっぱりモーツァルト嫌いだから、ですかね...苦笑。

最後にグールドの言葉。

The purpose of art is not the release of a momentary ejection of adrenaline but rather the gradual, 
lifelong construction of a state of wonder and serenity.
芸術とは、決して一時的な興奮や環境のうつろいに心を囚われてはならないもの
ひとりひとりが深く思いをめぐらせつつ自分自身の神性を創造するという
課題であるのだ。

If an artist wants to use his mind for creative work, cutting oneself off from society is a necessary thing...
芸術家が創造的な仕事の為に心を使いたいならば
社会から自分自身を切り離す事は必要な事。

Isolation is the one sure way to human happiness.
隔離は人間の幸福への確実な方法だ。

- Glenn Gould


2019年8月12日月曜日

随分と更新が滞っていました。

皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。
余りに更新がないので、どうしているやら?とご心配いただく有様...。
なんとか生きております。

余りに間が空いてしまって、何を書こうか...と。笑

そうそう、先日、Giovanni Michelucci(ジョヴァンニ・ミケルッチ)という
建築家について検索していたところ、見つけたサイトの事を...。

「東京大学創立120周年記念東京大学展」
建築のアヴァンギャルド・学問の過去・現在・未来
東京大学の創立120周年を記念して1997年に開催された展示とその図録

この中の「空間の覚醒」セルジオ・カラトローニ氏の文章
がサイトで公開されていて、何の気無しに読んでみるととても面白かった。
散文の様なもので、気になった事をささっとメモに書き留めたような
ほんの短い言葉も有れば、少しまとまった内容のものも有り
建築の事ではない事もあれこれ書かれている。
(アルファベット順に小見出しが付いている)
何が面白いのか?と言われると、説明に困るのだけれど。笑
イメージを言葉にしている、言葉がイメージでもある。

ジョヴァンニ・ミケルッチに関しての部分だけ
少し長いけれど以下に引用させていただく。

---
Architettura[建築] フィレンツェの丘の上にある、ジョヴァンニ・ミケルッチの住まいの、すばらしい居間で話し合った建築についての四方山な話題。確か、春あるいは秋の、ある午後のことだったと思う。

 見事な秩序で整理された、ちりひとつない室内は、トスカーナ人特有の質実さによって生み出されるもの。芸術は空気と同様に無意識の内に、しかし必然的に吸い込むものであって、抽象的な理念や語るために語るものではない、ということを説明もなしに感じとらせるかの室内の様子である。優雅で質実剛健な、年老いた紳士の住まいの、このような居間に私は座っていた。喧騒とは無縁の空気にあった。

 控え目で潔白。偉大な老人達に特有のもの憂げな落ち着きをもって、この、ジャコメッティの彫像のように細長いからだの上に白髪の頭が連なった老建築家は、私を眺める。祈りや瞑想は、すでに暮らしに欠かせぬ要素となって組み込まれているのだ、と言う。巨匠の灰色の瞳は、これまでに設計を行った幾つもの建築作品やそれらの建つ場所を偲んでは、その都度、感動でうるむ。

 木の幹や木の皮をスケッチするために、オリーブの樹々の間を散歩するのだ、とも語っていた。年取った木の皮の下を、無数の蟻が往つたり来たりする様子について、上品な表現で克明に話してくれもした。空に散る星や星座についても語ってくれた。デザインの行為において最も重要な部分は、実は、思考のエネルギーの部分なのである、と強調していた。

 そして、老建築家はこう言った。「私の願いは、永遠の休息につくことなのだ」と。「愛する恋人を待つかのように、毎日、永遠の眠りが訪れるのを待っているのだ」と。「建築においては、規模の大小は問題ではない。大きさは、視点の純粋さの中に見出すべきだ」と。

 こうして私は、偉大な建築家達が、初めて何かを発見して喜ぶ偉大な子供達のような存在であることを悟った。彼等は共通して、空に向ける眼を持っている。そして、空を流れ落ちる星を指さすのである。

東京大学総合研究博物館 HPより
---

イメージを言葉にしてみる事は大切だと思うし、思考の整理になる。

昔、旅先で見た建物や街並等をスケッチしたり、見たもの、感じた事、
食べた物などを小さなスケッチブックに書き留めまとめた事がある。
ごくたまに開いてみると、すっかり記憶から消えていた事がそこに書かれている。
そこから記憶が引き出されて、忘れていた事を少し思い出す事もある。
古くて新しい小さな発見。何年、何十年と経って、見る時・読む時によって
感じ方、関心の箇所が変わるのも楽しい発見だったり。
そして相も変わらずなところも。笑

ところで、フィレンツェに建つジョヴァンニ・ミケルッチの
サンジョヴァンニバッティスタ(洗礼者ヨハネ)教会、別名「太陽の高速道路教会」
外観は見る方向によって異なる形が、コルビュジェのロンシャン礼拝堂を
彷彿とさせる気がしなくもないけれど(ジョヴァンニ・ミケルッチさん、ごめんなさい!)
内部がとても興味深いです。(どう興味深いかは長くなるので割愛)
素人なので、構造云々の善し悪しは分からず
総合的にどうとか判断できないのが残念ですが、笑)それは抜きにして
自分の好きな物、気になるもの、良いなと思うものは瞬時に多くの情報を
キャッチして判断しているんだろうなと..。
そして...教会建築は非物質的な領域の部分に関しても理解しなくては分からない。
というのがつくづく思う事で、当たり前なのだけれど重要な事と思う(そこが面白い)

2019年6月4日火曜日


6月になりました。もう一年の半分が過ぎてしまった!

お知らせが遅くなりましたが...納品情報です。
5月初旬に、札幌「器と雑貨asa」さんにリネンクロスや鍋敷き納品しています。
リネンクロスは白地に赤〜ピンク系の細いライン入り。
シンプルなものです。

それから、中標津の佐伯農場にある「レストラン牧舎」さんへは
遅れてしまいましたが、本日納品しました。
ウール厚手のマットやフレームの織り作品など。(額入りの飾れる作品)
数は少なめですが、どれも新作です。
是非、お立ち寄りください。

由仁町のギャラリーテトテトさん、札幌南区澄川の菓子工房fika.さんにも
今年も引き続きお取り扱いいただいていますので、宜しくお願いします。

 各お店の詳細は shop list >>

・・・
6/2 釧路アイヌ文化懇話会の講義は、無事終了しました。
アイヌ民族に関する文化活動に携わっている方や、
大学や高校の先生、元先生、など...皆さんアイヌ文化について詳しい方ばかり。
そんな大先輩方の前での講義で、ヒヤヒヤしましたが
皆さん熱心に聞いてくださって、優しい方ばかりでなんとか乗り越えられました。
今後も、少しでも、織や染め、糸や布、アイヌ文化などについて
お伝え出来る様に、これからもまた制作&勉強を続けて行きたいと思います。

2019年5月28日火曜日

お知らせ
釧路アイヌ文化懇話会 第366講『アイヌ民族と布、人の暮らしと布・繊維』
2019.6.2(日)13〜15時
釧路市立図書館 会議室

参加ご希望がありましたらお問合せください。(事前メッセージで受付)
❗️お申込み無しでの参加は出来ません。

・・・
人の暮らしと布との関わりや、布にまつわるお話をさせていただきます。
☆アイヌ民族 (最古級)木綿衣と、木綿衣に使われた裂(きれ)について 
☆松浦武四郎 久摺(くすり)日誌の中に見る、繊維、編み、織り 
☆暮らしの中の繊維と織り〜繊維植物の種類、麻繊維にまつわるお話
などなど。

人前で話すのは相当苦手なのでどうなるやら、心配…
出来る事ならひっそり終わらせたい感、大!なのですが。

何時もは会員のみ?参加可能の講座(例会)の様ですが、
会長から、会員以外で興味のある方にも是非参加して欲しい
とのお話がありましたので、こちらに掲載します。

釧路アイヌ文化懇話会について
釧路に限らず各地に会員の方がいらっしゃる会なのだそう。
会員それぞれの研究の発表、講師を招いた講座の開講など、
アイヌ文化に関する様々な知識の共有、交換の場になっていて、
また研究の内容をまとめた「久摺」という会報誌も発行されているそうです。

・・・
5/18に札幌にて開催しました「様々な繊維・糸を、木枠で織る」講座
無事に終了しました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
また後日、報告の続きを書きます。

2019年5月1日水曜日


1989年1月7日、昭和64年最後の日でした。

今日2019年5月1日の日(平成が終わり令和のはじまり)の事は
数十年後も覚えているだろうか?
多分、忘れてしまうだろうな。



1989年1月8日から平成1年ということですね。
こんなに前の事を覚えているのは
その時、イタリアで旅の途中だったから。
フィレンツェで購入した新聞があるから。

車窓から写したのは、オリーブ畑の中に浮かぶアッシジ。
 「小鳥に説教する聖フランチェスコ」の、サン・フランチェスコ聖堂も見える!?
色褪せた写真が時間の流れを感じます...。

移動の車の中で、変な音楽がかかっていたのを思い出します。
今は、世界各国の(ワールドミュージック)音楽を耳にする機会も多いけれど
当時は、まだまだ...。イタリアなのか?何なのか、民族音楽?だったような。
長距離移動のお供に買ったスナック菓子もことごとく不味くて...笑。
どうでもいい事を案外覚えてて、聖堂の中の記憶が...。

アッシジ、フランチェスコ聖堂と関連修道施設群が世界遺産に登録されたのは2000年)


2019年4月27日土曜日

深夜にカーテンの隙間から外を覗くと
湿った雪が降り、うっすらと地面が白くなっていました。
先週の満月も、昨夜はお留守。
窓の外に月を見ると思い出すアンデルセンの話。
「絵のない絵本」は、月が昔々からずっと地球の上を周り続け
世界各地の屋根を照らし俯瞰してきた出来事を
せせこましい路地のひとつに詫び住まいする書生(貧しい絵描き)の
窓辺へ毎夜 顔を出しひとつずつ語って聞かせるのです。

第二十三話
「私はチロルを見下ろした」と月は言った。
「私は鬱蒼としたモミの木々に際だって黒い影を岩山に投影させた。
私は聖クリストファーが幼子イエス・キリストを肩にしているのを見た。
それはそこの家々の壁々に描かれていた。
巨大な、地面から屋根に届くほどの。
聖フロリアンは燃える家々に水を注いでいた。
そしてキリストは、血だらけになって、路傍の十字架にかかっていた。
それは新しい世代にとっては古い映像である。
それなのに私は見て来た、それが掲げられ、次から次と跡に続くのを。
高く山の岩場にかかっている、燕の巣のように、淋しい尼僧院が。
ふたりの尼さんが塔の上にいた。そして鐘をついていた。ふたりとも若かった。
だからその視線は山々を超えて飛んでいった、外の浮き世へと。
一台の旅馬車が下の街道を走っていた。馬車のラッパが響いた。
あわれな尼さんは同じ思いで視線を馬車に釘付けた。
年若の尼の目には涙があった。ラッパの響きはだんだん弱くなっていった。
尼僧院の鐘がラッパの絶え絶えの響きを打ち消した...。

Hans Christian Andersen
山野辺五十鈴:訳
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Hieronymus Bosch 085.jpg
By ヒエロニムス・ボス - collectie.boijmans.nl : Home : Info : Pic, パブリック・ドメイン, Link

聖クリストファー:クリストフォロスChristophoros, 原意はギリシア語の「キリストを背負うもの」
3世紀のローマ皇帝デキウスの時代に殉教したというキリスト教の伝説的な聖人。
ある日、小さな男の子が川を渡りたいとレプロブスに言った。
お安い御用と引き受けたレプロブスだったが、川を渡るうちに男の子は
異様な重さになり、レプロブスは倒れんばかりになった。
あまりの重さに男の子がただものでないことに気づいたレプロブスは丁重にその名前をたずねた。
男の子は自らがイエス・キリストであると明かした。イエスは全世界の人々の罪を背負っているため
重かったのである。川を渡りきったところでイエスはレプロブスを祝福し
今後は「キリストを背負ったもの」という意味の「クリストフォロス」と名乗るよう命じた。
wiki >>
聖フロリアン:聖フロリアヌス は、カトリック教会の聖人。ポーランド、リンツ、
煙突掃除人と消防士、石けんの釜炊き人の守護聖人。
ローマ皇帝ディオクレティアヌスとマクシミアヌスの時代、
現在のドイツ・バイエルン東部の帝国軍司令官であった。
彼の軍務に加えて、消防隊を組織する責任を負っていた。
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「若い頃の一時アンデルセンが住んでいた屋根裏部屋」の写真を見ました。
この「絵のない絵本」に出てくる(主人公)貧しい絵描きが
暮らしていた屋根裏部屋は、絵が無いので想像でしかないけれど
まさしく、アンデルセンが住んでいた部屋のよう!と思いました。
狭くて窓からは灰色の空と煙突ばかりが見えて。でも屋根裏の特権で月に近い。
どこにも行けず狭い部屋に住んでいるけれど
遠い遠い遥か昔、イエスキリストが幼子の頃から!笑)いや、そのもっと前から!?
世界の事をずーっと見続けてきた月の話を毎夜聞ける。
雨の日や曇りの日、月はやってこないけれど。
何処にも行けなくても、いや行けないからこそ?!想像は膨らむ。
目に見える物質ではない想像や記憶の存在は、
狭い屋根裏部屋でも、砂漠の中にでも...何処へでも持って行って
心の目で蓋を開けられる大切なもの。

絵のない絵本は色々な翻訳本が出ているのだけれど
私の持っているのは欧文直訳体(原文のことばの配列・再現にこだわったもの)
倒置法と体言止めが多い...。良いのか悪いのか、好き嫌い分かれる...。
第二十三話も、倒置法と体言止めが多用されていて、
微妙な言い回しがあり、うーん...な感じもするのだけれど
でも気に入っているお話です。
チロル行った事はないけれど!笑、渓谷の風景が浮かんできます。

ところで...上の絵ですが、
Hieronymus Bosch(1450-1516)ヒエロニムス・ボス
15世紀に活躍した(初期フランドル派の)ネーデルランドの
ルネサンス期の画家ですけれど、シュルレアリズムを思わせる作風。
ブリューゲルも影響を受けたらしいけれど、確かによく似ていて面白い。
キリストを背負ったクリストフォロスの背景の中に小さく描かれている
犬?熊?魚?木の上の壷?家?...幻想的かつ怪異な作風。
一見、可愛い熊?だけど...よくよく見ると...!! シュールですー。
(拡大して見てください)

2019年4月11日木曜日


(画像クリックで拡大します↑)

みなさまこんにちは。今日は、講座(ワークショップ)のお知らせです。
参加者を募集いたします。
☆ 様々な繊維・糸を、木枠で織る ☆
日時:2019年5月18日(土)13時〜(2時間半程度)
場所:アトリエ ウーヴ 札幌市西区二十四軒(詳細はお申し込みの際にお伝えします)
  (地下鉄東西線 二十四軒駅〜徒歩約2分、近隣に有料パーキング有り)
参加費:3000円(材料費込み)
​講師:米倉麻希(繊維造形家)
講座内容
小さな木枠にたて糸を張り、よこ糸に様々な繊維・糸を織り込んでいきます。
(使う素材は、麻、羊毛、綿、絹などなど...様々な自然の素材です)
完成した作品は木枠のまま飾ることができます。
(木枠はハガキ程のサイズで、お持ち帰りいただけます)
様々な植物などから作られた糸を使って
それぞれの繊維の持つ質感や色などの違いを知ることができます。
また、四角い単純な道具(木枠)を使って織ることで、織や布の仕組みも解ります。
趣旨
私達は普段、多くの布製品に囲まれて過ごしています。
衣服だけではなく、生活のあらゆる場面の中で沢山使われ、
無くてはならないのが布です。
(特に冬の長い北海道では、布の果たす役割は大きいですね!)
でも...既製品の布は、お金を出して何の気無しに買っていて
実際、布がどの様な材料から、どの様な経緯を辿って作られているのか?など
普段取りたてて考える事は少ない様に思います。
身の回りに沢山有る布が、どうやって織られ布になっているのか?
そして、糸や布となる自然の素材(植物や動物の繊維)には
どの様な種類の違いや特徴が有るのか?色、質感、保温性、抗菌性...など、
改めて見たり・実際に手で触れたり・織ったりする事で
何か感じたり考えるきっかけとなりましたら嬉しいです。是非ご参加ください。
(手先を使った少し細かい作業となります。織の経験、未経験は問いません)
お申し込み方法
お名前、参加人数、ご連絡先をお知らせください。
材料準備等の都合上、キャンセルは出来る限りされないようお願いします。
ご質問などございましたらメール、お電話でお問い合わせください。
定員になり次第締め切ります。

Tel:0154-24-0733(米倉)
企画の経緯
今年1月、釧路市立博物館 企画展
「アイヌとイラクサとのかかわり・イピシシプのある生活」(イピシシプ=イラクサ繊維)
そして連動企画「イラクサ糸カエカ作りと木枠の手織講座」が開催され
「木枠の手織講座」の講師を担当させていただきました。
イラクサという植物から繊維を取り出し糸にし、
イラクサをはじめ様々な繊維や糸を使って小さな布を織る木枠の手織講座は、
予想以上に多くのお申し込み、お問い合わせをいただきました。
身近に有る自然の素材(繊維)から、どの様に糸そして布が作られるのか?という事に
興味関心をお持ちの方が案外多くいらっしゃるのだと感じました。
(今回はイラクサに特化した内容ではありません、また「イラクサ繊維で糸作り」は含まれません)
私達、北海道人の暮らしには欠かせない羊毛(ウール)をはじめ、
絹、麻、綿など自然の繊維を使い、木枠で小さな布を織ると言う部分だけでは
ありますが、手仕事やお話の機会を設けて、皆さんに、糸や布の事に
関心を寄せていただけたら...という思いで、企画に至りました。

企画:米倉麻希&アトリエ ウーヴ

2019年3月29日金曜日



3/21〜27まで開催しておりました
『 陶 ✖︎ 布 』清水しおり & 米倉麻希 二人展
無事終了致しました。お越しいただいた皆様、
お買上げいただいた皆様、ありがとうございました。

会期中、冬に戻ったように雪の日が続き、寒かったです。
こうやって北海道は季節を行きつ戻りつしながら春になるのですが。
私は次へ向かって進みましょう。

2019年3月15日金曜日


みなさま、こんにちは。
札幌東急百貨店での展示、来週21日から始まります。

リネンの手織クロス、草木染めや手描き模様のコースター
手紡ぎウールのポットマットなど、テーブル周りの布もの、
しおりさんの器や花器と合わせるのも楽しいかな〜?と
色々持って行きます。バッグ、それからストールも少し。
是非、お立ち寄りください!

お買上げ時にお渡しする用の
布のお取り扱い方法を記載したカード類も、せっせと作りました。
印刷会社にお願いするといいのですが(時間節約になるのに...)
でも、自分で一枚一枚作るのいいなぁと、
切ったり貼ったり描いたりして、毎度毎度作っています。
作品も大切だけれど、こういうちょっとしたモノに手が加えられているの
(自分が)好きなので...笑。
プロっぽく、綺麗に印刷されたものもいいのですが
僅かに手仕事の跡が有ったり、作った人らしさが垣間見れるものって
楽しいと思うのです。あんまり手作り手作りな感じもどうかぁと思うけど、笑。
まぁ、自分が作るのが楽しいだけって言われたら、
それもそうかもしれませんがねー。

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『 陶 ✖︎ 布 』
清水しおり & 米倉麻希 二人展

2019.3.21(木) - 27(水) 
10時 - 20時(最終日19時迄)
札幌東急百貨店 6F イベントステージ
北海道札幌市中央区北4条西2-1

☆清水しおり 
粉引に引っかき模様・鉄絵を施した普段使いの器

☆米倉麻希
ハンドステッチ バッグと手織のリネンクロス類

(画像クリックで拡大します)

2019年3月1日金曜日

1月に釧路市立博物館で開催された
「イピシシプのある生活 〜アイヌとイラクサとのかかわり〜」
「イラクサ糸カエカと木枠の手織り」
この展示と講座について
アイヌ民族文化財団様に取材していただいた際の記事です。

日本語版、英語版、貼付けておきますので、ご覧ください。
記事を最後まで読むには「もっと見る」の部分をクリックしてください。

2019年2月28日木曜日




皆さま こんにちは。
あっという間に二月が過ぎ…三月の展示のお知らせです!
陶芸 清水しおりさん & テキスタイル 米倉麻希の二人展、
是非お越しください。

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『  ✖︎  』
清水しおり & 米倉麻希 二人展

2019.3.21(木) - 27(水) 
10時 - 20時(最終日19時迄)
札幌東急百貨店 6F イベントステージ
北海道札幌市中央区北4条西2-1

☆清水しおり 
粉引に引っかき模様・鉄絵を施した普段使いの器

☆米倉麻希
ハンドステッチ バッグと手織のリネンクロス類



2019年2月26日火曜日


先日、博物館で古い写真を見て...。
写真の事など書いています。

2019年2月23日土曜日


1899年の2月23日(今日)は、ドイツの詩人・作家の
エーリッヒ・ケストナー(Erich Kästner)の生まれた日。
(1899年2月23日 - 1974年7月29日)

ケストナーと言えば、児童文学が有名かもしれませんが
大人向けの本も書いています。

映画化されたお話も有ります。(これは児童文学)
1999年頃に日本で公開になった「点子ちゃんとアントン」
Pünktchen und Anton(原作1931年出版)
大好きで、一日に立て続けに三度も見て、泣いた記憶があります。
ボヘミアン・ラプソディ(クィーンの映画)見ても泣かない私ですが、苦笑。
(映画館で、見ていた周りの人達はみんな泣いていたけど)

ケストナー作品、好きですが、まだ未読のものもあるので
少しずつ...全部読みたいです。

一昨日の夜、また北海道で大きな地震がありました。
昨年の地震そして停電の事を思い出し
その晩はなんだか眠れなくなってしまいました。
冬に停電になったら...と想像するだけで恐ろしい。
今回は余り被害が無かった様で、ほっとしましたが。

冬、あたたかい部屋で、飲み物を片手に、静かに読書する...
ありきたりな日常の営み、何事も無い時...というものは瞬く間に通り過ぎます。
そんな平凡でも幸せな日々がずっと続きます様に。


2019年2月4日月曜日



今日はちょっと重ための雪が多めに降りました。
駐車スペースが広いので、除雪するとグッタリ、クラクラ、クタクタ
一日使い物にならない自分。

昨日投稿した今年の予定、秋の展示&WS、ちょっと追加変更しました。
只今、色々日程等調整中で、まだまだ変更になるかもしれませんが・・・。

ついこの間終わったと思っていた昨年秋の個展ですが、
また今年もあっという間に秋がやって来そうな・・・。
次の個展の事はまだ考えられないなぁ、なんて思っていたのですが
急に案が浮かんで来たりして、まだフワフワ掴めそうで掴めない
そんなイメージだけれど、考えているとちょっとわくわくします。
来年?再来年? 考えて、熟成させて、作って、実現させたいです。

今年の活動はワークショップや小さな展示になりそうですが
それもとても愉しみ。

織りは勿論好きですしこれからも続けて制作すると思いますが、
この間の個展で久しぶりに織りではない作品を発表して
何か、自分のやり方進め方に少しヒントが有った様な・・・。
織りとか、手編み、とか技法や分野で、作る物の範囲を決めたりではない
うーん、なんて説明していいのか難しい!?
(その様な制作や活動スタイルの人は余り少ない感じなので)
まぁとにかく、思っている事、考えている事をカタチにしてしかないと
説得力ないですね。がんばります!

みなさんは、今年の予定を決めたり、もう何か始めましたか?

2019年2月3日日曜日


2月ですね。2月は28日まで!短いです。


2019年(今年)の予定を少し書いておきます。

3  月:札幌 百貨店にて作品展
夏  頃:釧路 北海道と織り、衣服について等のお話(講座)
秋  頃:札幌 スウェーデン製毛糸・作品の展示販売、ワークショップ
秋  頃:札幌 ミニ展示&ワークショップ
時期未定:札幌 織り・布・糸でのワークショップ(単発講座)

まだ会期等の詳細は未定ですが、おおよそこの様な予定です。

今年は単発で参加していただける講座を開催できたらいいなと思っています。
織りだけではなく、布や糸を使って手仕事する時間を
皆で楽しく共有できたらと。
流行や既存の内容ではない、自由で面白い事を!
私が面白い〜!って思ってる事が
みんなにも、面白い楽しい〜!って思ってもらえるかな??
その辺りは謎ですが、笑。

2019年1月17日木曜日


ご挨拶が遅くなりましたが...2019年もどうぞよろしくお願い致します。
今年も相変わらずの、のんびり更新になるかと思いますが
お付き合いいただけたらと思います。

さて...年末に全道ニュースでも紹介された
釧路市立博物館 企画展「イピシシプのある生活」展の関連イベント
「イラクサ糸(カエカ)と木枠の手織」講座のご報告を少し。

年明け1月13日に開催され、参加者・見学者合わせて30名以上の
皆様にご参加いただき、大盛況!とても充実した一日となりました。
ありがとうございました。


博物館の講堂に準備された、ムカゴイラクサ、エゾイラクサの茎からそれぞれ
実際に繊維を取り出して糸に撚る作業を、講師の日川さんと共に二時間行いました。
その後は織木枠を使って、実際に作った糸や様々な植物の繊維や糸を織り込み
二時間かけて、小さな壁掛けを作りました。

(写真クリックで拡大できます)

関心を持ってもらえるのだろうか?と、始まるまで少し不安でしたが
新聞各社の取材・掲載、ニュースに取り上げられたり、
標津町をはじめ、遠くから参加してくださった方もあり、
多くの方が関心を寄せてくださっている事が解りました。

申し込みに漏れてしまった方や、
遠くて参加出来ない〜との声もありましたので
今年は、別の場所でも織り関連の講座をできたら!と考えています。
また、人数が集まれば、出張講座も可能かと思いますので
ご希望がありましたらお声かけください。

なお、釧路市立博物館 企画展「イピシシプのある生活」展は
今週末(1月20日)までの開催となっております。
会場では「腰機」という織機を展示しています。(手作りの道具です!)
この織り道具を使って、織り体験もできますので
是非実際に触れて動かしてみてください。(職員にお声かけください)