2017年2月11日土曜日


経糸(たていと)を準備した写真です。
一本で見た時、束ねた時、織っている時、織機から下ろした時、
糸はその都度変化します。
と言うか、糸自体が変化する訳ではなくて
見え方が変化すると言いましょうか。
色だけの事ではなくて、織り地の組織、糸の密度、風合いなど
様々な事が混ざり合っての事。

糸の色同士が、絵の具の様に混ざり合うのとは少し違う
糸同士の交差する点の量、交差していない面の量で色や光沢などが変化し
そして経と緯という制約の中で色が混ざり合う…
絵とはまた違った面白さかもしれません。