2018年7月28日土曜日


みなさま、こんにちは。

すっかり告知が遅くなってしまいましたが…
今年の夏もまた、ゆるゆる〜っと開催しますっ!

ワークショップ是非是非ご参加ください〜
そして、のんびりふらりと遊びに、どうぞいらしてください。

(詳細は画像をクリックで拡大)


2018年7月23日月曜日


シルクリネンのストール。
色の部分は草木染めをした糸。
和装にも合うかと。ストール以外の使い方もできるかもしれません。
壁に掛けたりなどなど。(器と雑貨asaさんへ納品)

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先日、布について下記の様に書きました。

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模様の可愛さだけでなく、リネンの速乾性、抗菌力
オーガニックコットンの柔らかな手触り、
日本の技術で生まれた糸の持つ吸水力など
布自体の使い心地も、暮らしの道具として愉しんでいただけたら嬉しいです。

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模様の話を少し。

例えば、布を布巾として使う場合、本来模様は必要ないかもしれません。
日本の布巾などは、晒を二枚仕立てにし、刺し子を施しています。
一枚だと薄いので、二枚に仕立てる。二枚の布がずれない様にする為に
また丈夫にという機能を兼ねた刺し子の模様。
雑巾の様に、ただひたすら波縫いしてもいいのでしょうが
使う時の楽しさ、見た目の美しさも…と言う事でしょうか。

キッチンクロスですと、一枚仕立てですので、その意味での模様は
必要ないかもしれません。(西洋で使われているリネンのキッチンクロスなど)

日常に何枚も使うタオルなどもそうですが
全て、無地で揃えるもよしですが、色や柄違いであることは
使った順番や持ち主を知る印にもなるかもしれない。
そして見た目。
リネンの布類は昔々はお嫁入り道具のひとつだったのではと。
イニシャルや目印のワンポイントを刺繍したり織り込んだり。
日本でも、風呂敷に名前や家紋をいれたりしてお嫁入り道具とした様に。
ラインなどにも、その様な役目が有ったかもしれません。
製造している工場によってオリジナルのデザインがあるとか…。
タータンチェックもその様な感じです。

機能を兼ねた模様。

自然の中にあるもの(見えるかたち、見えないかたち)を
視覚化したのが、デザインの原点、始まりだったのではないでしょうか。
変化して消えて行くものを、記憶に留まらせ、再現したい…。
模様に色々な意味を持たせたりもした。
繋がり、繰り返す、囲う…子孫繁栄や魔除けに繋がるものなど。
長く繋がるツタ、大きく広がる木の枝、強靭な繊維、波や風…
模様の素となるものの持つ特徴に意味合いを掛けて。
色も同じく。
模様や色に意味を持たせようと思えば、幾らでも持たせられるけれど
意味は無くカタチを単純化させデザインされたものもある。(視覚重視!?)

今、手織、手仕事のものは一部の人の嗜好品になってしまっています。
昔は、手で織るしかなかったので当たり前だったけれど。
今は逆ですね。
たとえ模様を無くして、機能だけを備えたものを作ったとしても
作れる量は、大量生産にはかないません。
キッチンクロスだろうと着物だろうと、その辺に安く売っている。

使う人だけでなく、作る側も作る事を愉しみたかった…
と言う理由も、模様にはあるのかも。

先日、ストロー(プラスチック製)を使うのをやめる話を
ニュースでやっていました。(カメさんにストローが刺さっていたのだとか!)
ストロー自体を使うのをやめるのではない。
これから、再生紙などの代替品に移行するとか。
そもそも健康であればストロー必要ないかもしれない。
でもグラスを洗う手間や水は省ける、病気の場合等便利。
不便を便利にしていく過程で生まれる矛盾。
再生紙ならいいのか?水不足の地域ではストローなんて使ってるのか?
このストローニュースは色々な問題を投げかけて来る。

人はパンだけでは生きて行けない。
(機能のない模様も人には必要!?)
人はやっぱり美しいものに惹かれたり、美しいと思う心があるから。

しかし、キッチンクロスに無意味な可愛い模様など
出来るならばいれたくない...とも思ったりする。
(しかし模様が欲しいとも思う、矛盾!?)
ささやかに、心安らぐ、機能を妨害しないもの、手で作るからできるもの…
素敵だなとか(季節を感じたりとか)使い易いとか
「何か」得られるものがそこにあれば、無駄に使い捨てをせず、
長い時間、愛着を持って使ってもらえると言う
模様の役目、存在理由の一つになるかもしれない。
(例えば、北欧では冬の間も自然を愉しめる様に、部屋のテキスタイル、
陶器などに自然のモチーフのものを取り入れているし、昔の日本の工芸品も然り)
でも、世界には模様の無い生活スタイルを貫く人達もいる。

模様は奥深い…笑
意味合いや機能とは別の、視覚やデザイン、好みからの観点 etc...
多方向からの考察ができる。

その「模様」をひとつのテーマにして、
次回個展で作ったものを展示したいと思っています。

保存保存保存保存

2018年7月21日土曜日



夏ですね


Le vent se lève, il faut tenter de vivre.


夏休みの図書館

耳をすませば

霧のむこうのふしぎな町

本屋のナータ


それらの夏の日々、一面に薄の生い茂った草原の中で
お前が立ったまま熱心に絵を描いていると
私はいつもその傍らの一本の白樺の木陰に実を横たえていたものだった

そうして夕方になって、お前が仕事をすませて私のそばに来ると
それからしばらく私たちは肩に手をかけ合ったまま
遥か彼方の、縁だけ茜色を帯びた入道雲のむくむくした塊に覆われている
地平線の方を眺めやっていたものだった

ようやく暮れようとしかけているその地平線から
反対に何物かが生まれて来つつあるかのように…


風が立った
 …生きなければならぬ

風立ちぬ、いざ生きめやも

Le vent se lève, il faut tenter de vivre.

保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存

2018年7月19日木曜日


先日は、本当に珍しく暑くて、なんと!30度を超えた様子。
これで、今年の夏ももう終わりかもしれない…。
(ちなみに今日は18度)

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先日お伝えした「器と雑貨asaさん」と「レストラン牧舎さん」への
納品情報に続きまして、今日もお知らせです。

素敵なご縁をいただき、札幌市南区澄川にある「菓子工房 fika.さん」にて
作品のお取り扱いが始まります。(リネンクロス類などです)
住宅街にある、fikaさん手作りのケーキや焼き菓子のお店です。
(お菓子の他に、手仕事の小物も販売されています)

菓子工房 fika. さんの場所 >>

菓子工房 fika. さんブログ >>

西岡公園で緑を愉しみつつ
 fika.さんのお菓子を食べてfika する!(お茶休憩)なんていうのもいいですね。
手織のリネンクロスなどは、お菓子と共に贈り物として
お選びいただけたらと(勿論ご自宅用にも是非!)。

(Fika フィーカの意味:スウェーデンの生活慣習で、休憩をとる事。
主として同僚、友人、恋人または家族とコーヒーを飲む時間の意味)

fika.さんでは、いつも東一条ギャラリーや佐伯農場で
一緒に活動させていただいている、イラストレーター福田元美さんの
ポストカードなどもお取り扱いされていますので、こちらも
お菓子に添えてプレゼントされたりしたら、素敵です。

最後に少し、作品の説明を。
リネンクロスの織り柄は、スウェーデンの技法(ローゼンゴン)
オーガニックコットンのハンドタオルは、お菓子の様なワッフル織です。

模様の可愛さだけでなく、リネンの速乾性、抗菌力
オーガニックコットンの柔らかな手触り、
日本の技術で生まれた糸の持つ吸水力など
布自体の使い心地も、暮らしの道具として愉しんでいただけたら嬉しいです。

これから、どうぞよろしくお願いします。
是非、お近くへお越しの際はお立ち寄りください。

2018年7月16日月曜日



亜麻の花 ふるればもろく散りにけり


積み上げて 生平匂ふや部屋の中


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生平(キビラ):晒していない(無漂白)苧麻、大麻などの繊維で織った麻布

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今日は海の日。珍しく晴れて夏をやっと少しだけ感じます。
札幌より気温が高いなんて本当に稀なこと!(25.5度)

捩り織り(絽)、亜麻(リネン)の、夏の小さな敷物
近日中に、中標津 佐伯農場内にある「レストラン牧舎」さんへ納品予定です。

夏は…、麻がやっぱり涼しげでいいですね。
この頃は季節を問わず使われていますが。
羅、紗、絽、という織りも夏を感じます。

亜麻、苧麻、大麻などは、同じ「麻」の字が使われているので
同じ種類の繊維だと思われる事が多いですが、全く違う種類の繊維です。
全部、ひっくるめて日本では「麻」と称していますが。

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レストラン牧舎
住所:標津郡中標津町字俣落2000-2 佐伯農場内
電話番号:0153-73-7151
営業時間:10:00 - 17:00
定休日:11月下旬~4月上旬までは冬季休業


2018年7月14日土曜日


子供の頃
このガラスの器で
いつもイチゴを食べていました

牛乳とお砂糖、イチゴを潰してイチゴミルク
ピンク色に染まった甘酸っぱい牛乳、大好きでした

Hand - woven linen cloth.
White and gray border.

夏のテーブルまわりは、涼しげな器と白地のリネンクロスで...


2018年7月12日木曜日


こんにちは。
木曜日は教室の有る曜日なのですが、雨の確率が高いのです。
生徒さん達といつも「また雨だねー」...というのが挨拶みたいになってて…。
でも、今日は曇りで何とか持ちこたえています。

札幌のお店、器と雑貨asaさんへ、作品納品しております。
オーガニックコットン、リネン、シルクを使った手織ストール、
リネンのキッチンクロス類です。
営業日や場所、お店での様子、作品写真等は以下のアドレスからご覧になれます。
お近くへお越しの際は是非お立ち寄りください。

ネットショップに掲載されていない作品も店頭には並んでいると思います。
ブログやインスタで紹介されている作品の在庫状況や
遠方の方は、asaさんにお電話等でお問い合わせください、
対応していただけると思います。よろしくお願いします。

器と雑貨asaさん

今日の写真は、オーガニックコットンとリネンで織った
ギンガムチェックのストール。
こちらは、しぼ(縮み)があるので、布の表面が少し凸凹しています。
巻いた時、空気を含んでふわっとした感じ。
先日ご紹介したものと同じカーキ、生成り系の色合いですが
糸の太さ等少し違います。

2018年7月10日火曜日


薄物のストール。
こちらは、極細のオーガニックコットン糸と
極細単糸のリネン糸を使って織りました。
リネンは張りがあり、オーガニックコットンは張りが無く柔らかい。
この組み合わせ独特の風合い。

大人し目なデザインで、ボーダーもそれ程目立つ色ではないので
定番的にお洋服とコーディネイトして使っていただけるのではないかな?と。

どちらの糸もそれぞれ扱いが難しい。(作る際)
糸も細いし、張りがあったり、こしが無かったり。
でも、いい感じの風合い。
いい感じの風合いのものはイコール扱いは難しいって事が多い。
それでも、いい感じと思える布を作りたいのだから
そこを省略する事はできない。当たり前ですが…。
(時間を掛けたもの全てが良いと言う訳でもないが)
少しでも扱い易くする方法や手順、
上手く思い通り仕上げられる様にと、あれこれ模索したりしながら。
無駄な時間や手間を省き、効率良くする事も考えつつ
でも手は抜かず。

以前にも同じ物を織ったのですが、このカーキの糸はもう生産されていない様子。
気に入っていた糸がどんどん消えて行きます。


2018年7月9日月曜日



週末に開催した
『workshop & 東一条ギャラリーの crafts in 釧路十月のノオト』
無事終了しました。
お越しいただいたみなさま、ワークショップへご参加いただいたみなさま
ありがとうございました。
この2日間の様子を少しですが、写真掲載しますね。(クリックで写真拡大します)






(織りのワークショップは写真を撮れませんでした)
ワークショップでは、実際に手を動かし
自分で作る事の中から、色々な事を考えるきっかけ(発見)の過程が
面白いのではないかなぁ。そういう物質的ではない部分の豊かさ。
そう言う楽しさに気がついてもらったり、共有できたらと考えています。

読んでいる本に出て来た人物や場面、歴史が気になり、
そこまらまた気になった事を調べたりして行くうちに
横道にずれながらも小さくてもワクワクする世界が広がっていくみたいに。笑

お客様にいただいたとても素敵なお花。
差し入れなどもいただき...、ありがとうございます。



2018年7月5日木曜日


7月、今日も雨。
雨や曇りの日が続いています。
今日は寒くて7月なのに暖房をつけて
カーディガン(アルパカの!)羽織ってます。

今週末、7月7〜8日は、工房にてワークショップと展示を開催致します。
ガラスの小物作りワークショップは予約不要ですので是非ご参加ください。
お好みの色ガラスを選んだり配置したり、
子供さんでも気軽に作る事ができます。
アート&クラフト作品の展示販売も愉しんでいただけたらと思います。

スウェーデン製毛糸(オステルヨートランド羊毛紡績社)の販売もします。
寒いので、夏でも編み物はかどります!笑



(DM画像をクリックすると拡大して見る事が出来ます)

7日(土曜)、展示とガラスのワークショップは、13時からの開催となります。
午前中は織りのワークショップと搬入準備の為、
展示はご覧いただけません、ご注意ください。

8日(日曜)は、展示、ガラスのワークショップ共に午前11時から。

この週末も、雨や曇りの予報ですが…
どうぞお立ち寄りください、お待ちしております。

上写真:先月、生徒さんに頂いた、お庭で育てたチューリップ。