2018年9月11日火曜日




10月の個展のお知らせです!!
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H A N D  S T I T C H  +  P I E C E  W O R K
米 倉 麻 希 個 展 「 記 憶 の カ タ  チ 」
STUDIO kamokamo 企画

会期:2018.10.12(金) 〜17(水)
時間:11:00〜18:00

『24種のバッグによる空想の旅...
 私の記憶のかけらは心の中に積もり続け
 出番を待っている
 ステッチが余白を綴りだし
 ピースは連なり動き出す!』

GALLERY  k a m o k a m o(ギャラリー カモカモ)
札幌市南区真駒内幸町1-1-15(P有) tel. 011-584-0025
地下鉄南北線真駒内駅より徒歩7分
 tel. 011-584-0025

GALLERY kamokamo HP >>

米倉麻希 HP >>

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地震や停電の影響で、まだまだ大変な時ですが...お知らせ掲載します。
久しぶりに「ギャラリー企画の個展」という
とても嬉しく光栄な機会をいただき、開催させていただく事になりました。
以前から、ずっとお声をかけていただいていたのに
なかなか出来ないまま時間が経ってしまい、ようやく…。

ギャラリー が、以前、別の場所に有った頃
こちらで友人と二人展をさせていただきました。
その後もギャラリーの企画グループ展に作品を出品したり
また、ギャラリーの主催者で尊敬する彫金作家でもあるK先生と
一緒に催事へ出品させていただいたりなど…私にとってはとても嬉しい事でした。

過去の展示履歴(バッグ展示)を改めて調べてみたのですが...
2004年の二人展では
丸、三角、四角などシンプルなカタチなどをモチーフにしたバッグ。
2008年の催事では
布を色々なトーンの柿渋染めにして、シンプルに組み合わせた(縫い合わせ)バッグ。
二度共、何故かバッグでした(今思えば、偶然なのですが)。
で、今回は2018年なので...何と…10年振りです!!
と言う事で!?今回もK先生から「バッグ」のお題をいただき、制作しました。

私は元々、絵を描いたりが好きでデザインを勉強して
建築設計(意匠設計)の仕事をしていた事も有り
どちらかというと、技法やジャンル、作る素材云々は超えて
「デザイン」するその事自体が好きなのだと。
私がやりたい事やっている事に、もし名前を付けるとしたら「造形」だと
言ってくださったのもK先生でした。
(造形家って、何かを作っていればジャンル関係無し、総称的な感じで
 解り難く説明が難しい感じも有りますが、自由感もありますね…)

最近お知り合いになった方からは、染織の作品展示じゃないの?と
思われるかもしれませんが、染織以外の色々な技法や素材で
作品を作って来た経緯があったのでした。
(なので、聞かれた時はこの頃「繊維造形」と名乗ってる、笑)
今回の個展(DM写真のバッグも)、染織作品ではありませんが
しかし、デザインという観点からすると
ずっと自分の中での表現は同じ路線上に繋がっているのだと思います。

今回はDMにも書いた通り、技法的には
ハンドステッチ(手刺繍、手縫い)&ピースワーク(布の繋ぎ合わせ)
という「連続させる技法」ですが
既存のクロスステッチやパッチワーク(キルトワーク)とも少し違って
独自のステッチやピースワークの方法で作っています。

モチーフ(模様)も「連続するもの」を表現する事がひとつのテーマ。
これは織りの制作の中で考えた事でもあります。
一般的に、布はプリントも織りも、連続パターン(模様)が多く、
織る行為自体も作業と時間の繰り返し、布も糸と糸の交差の繰り返し。
建築もそうですし絵画も自然の中の物も皆同じ。
線の繰り返しや柱と梁の組み合わせなど。
連続と繰り返しは、世の中の至る所に有り…。
デザインの根源、定番、基本の部分かもしれません。

手芸寄りではなく、グラフィックやアート寄りな要素の感じられる!?
デザインのものを絵画などではなく、バッグという身近なものに
落とし込んでみたいとの試みもありました。(この辺の考えはまた後日…)

ギャラリートークなど開催して、制作についてお話しする機会でも
設けられるといいのですが、何せ話が下手なので...せめてブログにでもと
考えを少し書き留めてみました。
また余裕が有ったら、考えを書いてみたいと思います。


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