2017年8月13日日曜日



旧, 落石無線送信局(現, 池田良二スタジオ)を後にして、
突端の落石岬まで行く事に。(落石は "おちいし" と読みます。根室市です)

スタジオ付近は普通に草原だったのが途中、湿地帯になりました。
なので、設置された細い木道をひたすら15分位歩きます。

途中、防風林?(松の密集地帯)の中を通過している時、Kさんが
「この葉っぱ、何だか解る?水芭蕉が成長したんだよ〜」と教えてくれました。
あの春に咲く、可愛い水芭蕉からは想像もつかない位に巨大化しています。
南の島かジャングルか、恐竜時代か…というような大きさ!
Kさんは植物に詳しいので、いつも歩きながら色々教えてくれます。
私はインドア人間なので、巨大化した水芭蕉を見てひたすら
怖い!大きい!凄い!可愛くない!と一人で騒いで
たぶんKさんは呆れたと思います。笑




立ち枯れた松も。潮風の影響なのか湿地帯だからなのでしょうか。

燈台も見えて来ました。平らな台地が広がっています。

草原にはワタスゲも少し見られました。フワフワの見頃は過ぎてしまい
雨に当たったりして、少し薄茶色になったり
ワタがしんなりとなっている様子は
「洗った犬の湿った毛みたい」な感じで…笑



サスペンス劇場感満載な、断崖絶壁。
波がうねり、海がぐゎんと持ち上がる、生きている地球を感じました。

みんなの前では言わなかったけれど、
ここにスコッチウィスキーの蒸留所を作ったら
スコットランドの某島で作られるピート(泥炭)香のする
美味しそうなスコッチが出来るんじゃないか?!
(実際、隣の厚岸町では蒸留施設が最近作られた)とか、
昔見たイギリスの "さらば青春の光" というモッズ映画での岬のシーンを
必ずや思い出してしまうのでした。

岬とは別の方向に落石港が有り、そちらからはユルリ島という
可愛い名前の、平坦な台地が広がる小島も見えました。
今は無人ですが、昆布干しをする動力の為に人が持ち込んだ
馬だけが野生化しているそう。エトピリカも居るのだろうな。

他にも有名な納沙布岬や、花咲岬、
車石という岩?が有ると生徒さんに教えていただいたのですが
残念ながら見に行く事は出来ませんでしたので、またの機会に。
石が沢山落ちているらしいのですが...(だから落石なのかな、きっと)