2015年6月10日水曜日

Compartment

機(はた)に掛かった、織っている最中の布の上に
ついさっきまで使っていた道具がそのまま
何とはなしに置かれている様子は
そこに、確かに人が居たのだという余韻を感じるものだな...。


Landscape

経糸に緯糸を織り込んだ、その交差した糸(布)の隙間を縫って
ぼんやりと光の粒が漏れている。
ただ、それだけの事。
だけれど一枚の極薄い布を介し
そこには確かに光や空気の存在が見えはじめた!