2017年7月14日金曜日



先日書きました中標津、佐伯農場のArts&Crafts2017で行う
ワークショップの「ピルタナウハ・紐(ヒモ)織り」について
少し書きたいと思います。

フィンランドではピルタナウハと呼んでいますが
普通に言うと「バンド ウィービング」(紐織り)です。

ヒモ織りにも幾つか種類が有ります、
カードウィービング、バンドウィービング、プレイトウィービング。
(日本だと、帯締めなど(組紐の技法)や、真田紐もありますね)
使う道具が違い、出来上がる紐の形状も違います。
今回ワークショップで行うのは、バンドウィービングです。

手織の紐は、エジプトの墓からも発掘されたり、
スカンジナビアではバイキング時代の墓から発掘されたりしているそう。

スウェーデン等では18世紀になると、
バンドウィービングはフォークドレス(民族衣装)の装飾、実用面の両方に
欠かせないものだったようです。今でもタオルの吊り紐、バッグの持ち手
エプロンの紐等に使われます。

道具は、大きな織機を使わず、リードと呼ばれる木製の道具や
よこ糸を巻いて打ち込む(織る)のに使う、板杼などほんの少しの道具です。
後は、自分の身体も道具として使って織っていくという原始的な織物です。

馴れて来ると、自分の好きな模様やイニシャルを織り込んだり出来ますし、
紐の幅や素材を変化させる事も。

最初、なかなか綺麗にまっすぐな紐を織るのは難しい!
でもコツを掴むとまっすぐ織れる様になります。
沢山の道具を使わなくても織る事が出来る!人間って凄いな。
いつもいつも色々考えさせられます。



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レストラン牧舎:0153-73-7151
米倉:0154-24-0733