2016年5月16日月曜日


今日は作品展に梱包する前に一枚、作品を紹介します。
網代織りの織布です。(包み布と呼んでいますが)

網代(あじろ)とは、葦、竹、杉などの薄板などを、
斜めまたは縦横に組んで、手織り風に編んだもので
茶室などの天井に用いられたりします。

網代にも色々な種類(編み方)があるのですが…

材料を斜めに編む矢羽根網代の竹かご(お弁当箱)を
白地に水色の糸で市松網代の柄に織った
涼しげな亜麻の織布で包むなんていうのはどうでしょう。

リネンクロスなんて呼ぶと、全然、日本らしくないのですが
こんな感じも好きなのです。
水色の経糸と緯糸が交差した所が網代に編んだ様な柄になっています。

本当は、「四崩し縞」って呼ぶんだと思うのですが...
今は網代柄(織り)と言う呼び名で多く呼ばれています。
アメリカだと、ログキャビンと言うのかなと思います。

ベースは真っ白ではなく少し生成りになるよう、
二種類の糸を混ぜて織っています。

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