2018年2月18日日曜日


昨夜の強風で雪が壁際に吹き付けられ、白い砂漠の完成。
ついでに氷柱(つらら)も出来ました。


並び 連なる つらつら(滑滑、連連)つらら。
つるつる 滑らかに
途切れることなく続く。
つらつら、よくよく、つくづくと。


2018年2月17日土曜日


最近、結構冷え込んでます。内陸はもっと気温が低いのですが、
海が近いせいか空気が内陸より冷たいと感じます。
昨日の朝は7時でも気温が上がらず
マイナス13度くらいあって、樹が真っ白になっていました。
今シーズン、初めて見ました。

霧氷には「樹氷」「樹霜」「粗氷」の3つの種類があるらしい。
霧氷は3種類の総称なんですねー。

暫くすると、朝日の当たる方から解け始めてしまいましたが
光と影、そして氷の織りなす、短い時間の移ろいを目撃できて
朝から得した気分でした。


2018年2月16日金曜日


織と色の考察

織布は糸とそれを支持する空間とで出来ている。
光と影で表現される立体。

2018年2月10日土曜日


「北方関連地域の衣文化交流・釧路市立博物館所蔵アイヌ民族衣服を中心に」
と言う、長〜いタイトルのついた公開研究会へ行ってきました。

釧路市立博物館に所蔵されている、世界最古級のアイヌ民族の木綿衣について
以前、ブログにも書きました。こちら >>
この木綿衣から見えてきた事、解ってきた事について
国立民族博物館 名誉教授の吉村忍先生(写真↑の方です)の解説とお話、
そして、他研究者の方々のパネルディスカッションもありました。
吉村先生は染織がご専門なので、私としてはとても楽しみにしていたし
面白くお話を聴く事ができました。
木綿衣の事は、以前に書いたので今日は別の事を少し書きたいと思います。

この新聞記事にも少し載っていたのですが、
「ロシアの木綿衣二点と同時に収集された品「刀懸け布」(エムシアツ)の
  飾り布に、絞り染め「辻が花」の断片が使用されていた」という内容。
刀を肩から下げる際に使う、帯のようなものです。


イメージとしてこの様に刀を下げています。でもこれ、絵なので参考程度です。
新聞記事に書かれていたものではありません。


アップにすると、着物の下からちらりと紋様の織り込まれた帯が見えます。
この絵には見えませんが、帯の両端に布が付いています。
その布の部分に赤い縫い糸も使われている事が解ったそうで
この糸がウールの糸だ!というお話が興味深かった!
ふーん、だからどうしたの?と、言われそうですが…
それって凄い面白い発見なんですよ。
糸を拡大した繊維を写真で見たのですが
このウール糸(繊維)が何で染められているのか、どんな羊なのか
どうやって入手したのか...使われている布だけでなく、
この様に糸の繊維も、時代など色々な背景を推定するのに役立ちます。
ウールの糸は、今一般に想像するウールではありません。
(羊毛繊維の話を書くと長くなるので省略します)
羊毛は時代とともに変化してきました。
日本と羊の関係も。
一枚の衣や帯から、本当に沢山の情報が見えてきます。

ちなみに、上の絵で身につけている着物や刀は、
多分殆どが交易等で内地から手に入れた物だと思いますが
ちらっと見える帯の部分は、アイヌ民族の人が手で織ったものだと思います。
これも色々な模様や素材が有り、とても面白いものなんですよ〜。

一般に公開された研究会でしたので、やはり内容に限界があるなぁと感じました。
私的には少々物足りなさも残りましたが…
このウール糸のお話が聞けたのと、吉本先生に質問出来たので良かった。
羊毛繊維について最後に吉本先生に直接質問し、少しだけお話できましたが
もう少し専門的なお話、突っ込んだお話をお聞きしてみたいなぁと思いました。

結局、そのウールの糸の年代や詳細のお話はまだよく解らないですが...
木綿衣にしても刀懸けにしても、まだ私には??なところがあります。
切り伏せ縫い(アップリケ)などに使われている古い布や糸、
染料などの時代が解り、それが例えば桃山時代のものだったとしても
だからと言って、イコール、アイヌ民族の木綿衣が桃山時代のものだ
という事にはならないよねぇ?と言う疑問...。
使われている布などが桃山時代のものでも、
北海道に伝わって来たのはいつなのか?その時間差は?。
逆に、使われている材料の中で一番新しい時代のものは何?
そしていつ頃のものかなぁ?(眠れなくなりそう〜、笑)
(ロシアの博物館にある最古の木綿衣は1775年収蔵、これと釧路博物館の衣が同時期かも?という話)

最後に、私達は進化していると思っているかもしれないけれど
退化(劣化)している、最悪の状態だとのお話が有りました。
染織や工芸、美術を専門にしている者には、痛い程解る話。
早く安く簡単に大量にものを作るのが進化なのか?
昔の人の手の仕事を見ると、知恵や工夫、
今では再現出来ない超絶技巧が見られます。
便利なものを生み出す知恵は進化でもあるかもしれないけれど
手間を省いたものばかりに囲まれて生きている今の時代の人間は
考える事も手を使う事も昔の人より退化して(劣って)いるのでは。
手の込んだ時間を要するものの中に有るものは何でしょう。
これは実際にそういう仕事に携わった人は身を以て体感できるけれど
そうでない人には頭で解っても実際には解らない事かもしれないなぁと。
作る事をしなくても、もしそれが理解できたなら、
自分が物を買う時にもどういう背景で作られたものか考えて買うかもしれない。
何にお金を(代価)払うべきなのかとか。
昔の人は不便で何も無くて大変だったろう...と言うのは現代人の勝手な思い込み。
本当に幸せなのは…。


2018年2月3日土曜日


街の中。
古い窓とガラスブロックの並びが気にかかるビル。
よく見ると、この窓枠は鉄で作られている様で
引き違いになっていて、補強の為なのか正方形の真ん中にも縦に枠が一本。

何かが不思議な、妙な感じ。
何がそんなに気にかかるのか、自分でもよく解りませんが。
(廃墟マニアではありません)

街の中には、こんな古ぼけて廃墟と化した建物が沢山。
(ちなみにここの地下のお店は営業中)

昔、炭鉱街跡地(ゴーストタウン)に、肝試しドライブへ行った事がある。
取り残された誰かが、今にもひょっこり現れそうな建物や街の跡。
立派な病院やガソリンスタンド、郵便局...。
でももうすっぽり街はもぬけの殻、
窓には目張りの板が打ち付けられて、勿論誰も居るはずもなかった。

荒野の真ん中に突然小さな街が現れて
いつ来るのかしれない客をひたすら待つダイナーやガソリンスタンド。
街として成り立っているとは思えない所にも
どうやって暮らしているのやら、人が居たりするのを思い出したり。
(アメリカンロードムービーの見過ぎだな、笑)

繁栄の跡を見ていると、そこに確かに流れていた時間とか
街の人達の姿が、映像みたいに頭の中にどんどんわき出して来る。

ある日突然取り壊されて目の前からその建物が消えると
記憶や写真の中だけに残る。
いつの間にか自分の記憶からもだんだん消えていって
何が有ったのかさえ曖昧になって忘れてしまう。
時々、何かふとしたきっかけで思い出すだけ。

確かに昔、ここにはもっと沢山の人たちが暮らしていたし
過去のまま現在に生きている様な人や建物が、未だここには存在しているけれど
私と街の間にはずっと見えない隔たりがあって、未だに別の何処かから見ている、
別の時空に居る様な感覚になるところです。
この街からもいずれ誰も居なくなるのかな。

2018年1月27日土曜日


あっという間に一月も最終週...。

これを作ろう、試してみよう、色々...本当に色々試行錯誤。
そんな簡単に思っている様なものが作れたりする事はない。
しまいには、考え過ぎて?!訳が解らなくなったり。
考えるのを時にはやめてみたり。
そんなこんなしつつ、ふとした小さなきっかけで、また動き出す事も。
今度こそ、イメージしているものを表現できたらいいな、と、いつも思いながら。
最初は上手く行かなくても、踏ん張って投げ出さずに続けて
とにかく、こつこつ手を動かすだけ。
もやもやと、ずっと頭の隅にあることをカタチにしたいです。

 長く深く追求出来るもの程、何処かに知力を要求するところがあるだろう...


こんな私に、頑張って、楽しみにしてる、応援してるよと、声をかけてくれたり
アドバイスや材料や知恵をくださったりする方達がいて
いただくばかりな感じで、何も応えていない自分がもどかしいけれど
それでも気に掛けていてくれる人がいるというのは
なんてありがたい事だろうと思います(ToT)
とにもかくにも、二月も頑張ります。

写真:
届いたお手紙に貼られていた可愛い切手
何の植物か解りませんが、もしかしてイチイ(北海道で言うオンコ)かな?
イチイ...この植物が内包している色が好きです。

2018年1月15日月曜日



昨年は余り多くの本は読めませんでした、が
少ない中から良い本に出会えたり、昔読んだ本を改めて読んだりも。
ただ…読みかけの本が沢山になってしまって
今日、恐る恐る数えてみたら13冊程に。
まだ読んでいない本(積ん読)に至っては…(書けません!)
(気の赴くまま、あれこれ読むのはいかがなものか)
これはなんだか、余り良い状況じゃない気がしてきました。
多分、途中まで読んだものも内容を忘れてるにきまってる!

今年は手元の読みかけ本を読破すべき!
あぁしかし...きっと、また新たに欲しい本に出会ってしまうのだろうな〜
最初から弱気ですが、笑
今再読中のページの中に、まさしくな場面が…。
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子供のとき、日曜にはある種の本を手にすることが許されていた。
普段ぞんざいに扱うというので禁止されていた本で、たとえば
立派な挿絵のある本や有名な作家のかなり豪華な版
あるいはただ大きさのゆえに特別な注意を要する本などであった。
ありがたいことに、これらの本は文学の中でもかなり高級なものであった。
そのため、私の心の中には安息日と、詩や散文の大作家の名前との間に
一つの繋がりができ上がることになった。

私は日曜日の幾ばくかをこういった褒めた事ではないが、ともすれば
すぐほうり出しがちな本を読んでゆっくり過ごしたいと思うようになっていた。
つまり、こういった本はわれわれが余りによく知りもし、愛しもしているので
それが口実ともなって、かえっていい加減になってしまい
新しさの魅力をもっている新刊にはかなわないという訳である。
ホメロスとウェルギリウス、ミルトンとシェイクスピア…。

これらの本を心の伴侶とする特権を求めるのにふさわしいと私が感じるのは
今でもなお日曜日なのである。というのは、不朽の名声で飾られた
これらの偉大な詩人たちは、生活の苦労に追いかけられるみたいに
慌ただしく接しようとする人間にはそっぽを向いてしまうからである。
ゆうよう迫らざる態度、平和そのもののような落ち着いた思索こそ
この場にふさわしいのだ。私は多少儀式ばって本をあける。

読みつづけている間、邪魔がはいることはまずない。
紅スズメのさえずり、蜜蜂のうなり声…これが私の聖所のあたり一帯に漂う音なのだ。
ページをめくる音さえほとんどしないのである。
G.G
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日曜日の読書はかくありき! 深く共感いたします。笑

今年はどんな本との出会い、読みかけの本の結末が待っているか...愉しみ。


2018年1月13日土曜日


突然思い出して古いセーターを出してきました。
高校生の頃、お小遣いで頑張って買った
コム・デ・ギャルソンの、何の変哲もないただの丸首の茶色のセーター。
何と物持ちの良い!笑
茶色を着こなす素敵な大人に憧れていて...
茶のコインローファーも、いつもお手入れをして履いていました。

高校生の頃の服なんて、とっくに処分してしまったけれど、
このセーターは何故かずっと捨てずに、でも随分長い間着る事もなく、
衣装ケースの奥底に仕舞い込んでいました。

シルクのスカーフは、10代〜20代の頃よく使っていたアンティークのもの。
サーモンピンク、茶、白、薄いペパーミントグリンの斜めのライン、
この色合いがクラシックな感じでとてもお気に入りでした。

古着のジーンズ。沢山のジーンズの中で一番お気に入りの一本。
でももうこれ以上履くと、すり切れが心配で、勿体無くて履けない。

靴は、ジャックパーセルの白のスニーカーがいいかな!

小学生の頃、素敵な知り合いのお姉さんに買ってもらった、
大人ものの、トラッドな茶系のストライプ柄の
ボタンダウンシャツというのも持っていて、ついこの間まで着ていた!
とうとう襟の折り返し部分がすり切れてしまったけれど、捨てられず。
すごくしっかりした生地と仕立てで、ちょっと小さかったけれど随分着ました。
きっとこのセーターの中に合わせて着たら良かっただろうな。

今見ても好きな物、変わらないです。
仕舞っておかずに、これからも大事に使いたいです。
茶色を素敵に着こなせる、大人の女性になれたかどうかは謎です...
余り中身は変わっていない様ですから。


2018年1月12日金曜日




寒い日が続いていますね。
冬の間、編み物や何か...手仕事をして過ごされているでしょうか。

時々お問い合わせがあるので、改めて毛糸の事を書いておきたいと思います。

スウェーデン製の毛糸各種(オステルヨートランド羊毛紡績)
工房にて通年で取り扱っています。

・単色&ナチュラルカラー全27色(合太)〜100g / ¥2,900-
・ぼかし染め 5色(合太~中細)〜100g / ¥3,400-
・多色染め 13色(合太~中細)〜100g / ¥3,900-

その他、極細の糸、三本撚りの糸、
毛糸の色見本(カラーコピーです)
三國万里子さん(編み物作家)の本も取り扱っています。

スウェーデン製の良質なウール100%、北欧らしい綺麗な発色の毛糸で
編み物、織物どちらにも使用出来ます。(1綛〜100g/約300m)
オステルヨートランド羊毛紡績の毛糸は、余計な化学処理などをせず
羊毛が本来持つ特徴 ”保温性・汚れ難さ” などを残す様に
丁寧に作られています。そのため、一般の手芸店に流通する程の量を
生産できませんが、品質の良い毛糸をという信念でご夫婦で作られています。

工房では実際に毛糸をご覧になって購入していただけます。
全種類、全色お出ししますので、ゆっくりお選びいただけます。
お店の様に常設で陳列展示はしていませんので、
ご希望の方は、事前にご連絡ください。

工房
釧路市新富町(釧路駅北側より徒歩8分)
0154-24-0733(米倉)





一枚目の写真は、昨年11月、標茶町虹別での展示の様子。
写真に写っていませんが他にも沢山の色の毛糸を並べました。

二枚目の写真は、昨年12月、中標津東一条ギャラリーでの展示の様子。
毛糸の上に写っているのは、手編みの作品、手作りのステンドグラスのランプ
絵画作品も壁に並んでいたり...とてもあたたかい展示でした。


2018年1月9日火曜日

今日は、手織教室の新規生徒さん募集のお知らせです。

工房で月二回開催している教室です。
今年から、工房での開催日が増えました。
それに伴い、水曜日の午前クラス席に余裕ができましたので、
受講される方を一名、募集します。

開催日:毎月第2・4水曜日(月2回)AM10時〜12時
お月謝:三ヶ月分前納制/13000円 入会金は必要ありません
場 所:釧路市新富町(駐車場有り)釧路駅北側から徒歩8分

入会時に、専用の卓上織機(約2万円)と、
本(約2500円)、糸などを購入していただく事になります。
購入までの間、織機のレンタルも可能です。

(写真↓この様な感じの、持ち運びの出来る織機です)


卓上の織機を使って、マフラーやストール、
テーブルセンター、コースター、タペストリー、バッグ...など
暮らしの中で使える手織の作品作りをしています。
初心者(織機を触った事が無い)の方、手芸や手仕事をされた事が無い方にも
少人数で、各自のペースに合わせてお教えしています。
事前の教室見学も可能です。
お申し込み、詳細は下記までお問い合わせください。
お問い合わせ:(米倉)0154-24-0733



こちらの写真↑は、昨年12月に中標津の東一条ギャラリーで
ワークショップを開催した時の様子です。
卓上織機ではなく、小さな木枠を使って模様を織っているところです。
可愛いコースターになりました。
みなさん、講習後、自宅でも自力で何枚も織ってくださったようです。
原始的な必要最低限の道具を使って織ったので、
織物の仕組みが解っていただけたのではないかな?と思います。

教室では卓上織機を使いますが、たまにこんな木枠を使ったり
羊毛を紡いで糸を作ってみたり。
ご自身やご家族の方が身につけられるもの、部屋に飾ったり
生活の中で使うものなど...色々と愉しんで制作しています。

この木枠を使った織りの一日ワークショップも
また機会があれば開催しようと思っています。
ご希望が有りましたら、お知らせください。